
全国のユースベンチャー大集合!
ソーシャルチェンジを語り合う第5回「We are the Change」集会開催
9月26日に、第5回目の「We are the Change」ユースベンチャー大会が東京で行なわれました。集まったのは、12歳~20歳を対象としたユースベンチャー・の取り組みから今までに認定されたメンバーとそのチームです。活動の中間報告をしたり、プログラムを終了した人達が今、何に挑戦しているかについて語るなど、ユースベンチャラーによってすべてが進行されます。年に2回開催されるこの大会、今回は新たな参加希望者の審査会も同時に開催され、2人が新たにユースベンチャラーとして認定されました。その一人は高校生です。
行動する若者達に、出会いと試行錯誤の場を
「ユースベンチャー」とは、アショカが世界17カ国で展開している取り組みです。社会の矛盾を何とかしたいと考え、すでに何かを始めている若者達に1年間、試行錯誤できる環境と出会いの場を提供します。大人はただ話を聞き見守るだけ。2011年のスタート以来、日本にアショカ・ジャパンを創設した代表理事の渡邊奈々さんとスタッフは日本全国を回り続け、たくさんの候補者を発掘しています。
人の心の痛みを感じる能力、エンパシー。
これがないとソーシャルチェンジはできない
渡邊さんは「ユースベンチャラーに共通するのは、エンパシーの高さです。エンパシーとは、自分の心を他人の心に重ね合わせその痛みを感じ取ることのできる能力。それを自ら育てて大人になった彼らが活躍する未来の日本はきっと変わるでしょう。だから、自分達こそチェンジだ=We are the Change、と銘打っているのです」と語ります。これまでに69チーム200人ほどが参加、このうち就業年齢に達した5名は、就職せずに独立し社会起業家になるという決意を固めました。確実に、変化の芽は育っています。