BLUE WING -WINGS FOR CHANGE- 「人命を救う小さな巨人、ヒーローラッツの訓練に取り組む。」

バート・ウィートジェンス

地雷は数千の人々を傷つけ、結核は数百万もの人々を死に至らしめます。 バートは、ペットとして飼っていたアフリカオニネズミの嗅覚能力が、地雷や病気を嗅ぎ分けるのに応用できることに気づき、学友のクリストフ・コックスとともにAPOPOを設立しました。「ヒーローラット」は、体こそ小さいですが、たくさんの人命を救うことができるのです。

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STORY OF CHANGEMAKING

戦争残存物が未だに数千人もの命を奪っている

画像残存している地雷と爆発物は現在、世界の国々の約3分の1を脅かしています。 2018年、爆発性戦争残存物によって犠牲となった6,897人のうち、大半(71%)は民間人であり、その半分以上が子どもたちです。

アフリカオニネズミはとても軽いので地雷を爆発させることがない上に、地雷をすばやく見つけることができます。従来の金属探知機を備えた地雷除去機に加え、「ヒーローラット」によって地雷の検出が大幅に高速化され、迅速かつ費用対効果の高い方法で、地雷に脅かされるコミュニティに安全な土地を取り戻すことに寄与しています。

結核は依然として数百万人に影響を与えています

画像世界保健機関(WHO)は2015年、HIV・エイズやマラリアよりも多くの人が結核で死亡していると発表しました。 2018年には、新たに推定1,000万人の結核の感染が確認され、そのうち150万人が死亡しました。感染した患者は治療を受けられなければほとんどの場合死亡してしまいます。さらに感染患者は1年以内に最大15人に感染を広げる可能性があり、悪循環が続く要因になりえます。それを止めることは非常に困難とされています。

APOPOは、結核診断ツールとしてのアフリカオニネズミの能力の開発と普及に関する研究を行っています。研究の結果、ヒーローラットは20分で結核のサンプル100体をチェックできることがわかっています。研究所の技術者がやると最長4日かかる作業です。アフリカオニネズミを活用するAPOPOとの連携により、提携する診療所の検出率を40%向上できることを示しています。

匂い検知をソリューションとする革新的な研究

画像APOPOは、一連の匂い検出技術により、地雷や結核、捜索救助、さらには野生生物や動物の違法売買のような応用分野、その他の病気などの検出の迅速化が実現できると考えています。研究開発に取り組むことにより、現在の適用範囲における効果と方針を検証すると同時に、それらをさらに強化していきます。

APOPOの研究は、新しい研究の運用の展開や進展を報告し、かつ監視する実証研究にしっかりと根ざして行われています。厳格な研究基準に従い、国際的な研究機関との密接な関係を持ち、査読済み雑誌でその研究成果を頻繁に発表しています。

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PROFILE

バート・ウィートジェンス 画像

バート・ウィートジェンス

バート・ウィートジェンスは有名な社会起業家であり、またアントワープ大学製品デザインの修士号取得者で禅僧でもあります。 1997年、アフリカオニネズミの検出能力に気づいてネズミに訓練を施し、災害と病気から人命を救うAPOPOを学友のクリストフ・コックスと設立しました。ASHOKAフェローおよび世界経済フォーラムのシュワブフェローに選出され、2009年スコール社会起業家賞を受賞しました。また、ウェルビーイングプロジェクトにも参加し、パーマカルチャー/ウェルビーイング施設であるラグランテーレを共同設立しました。

APOPO

APOPOは、匂いの検出技術を研究、開発、実装して世界的な人道問題を解決しようとする、非営利団体です。クリストフ・コックスはCEOであり、バートの同級生であり、一緒にAPOPOを立ち上げました。APOPOのネズミは現在、世界中で地雷を発見し、結核を嗅ぎ分けています。ネズミは、クリッカートレーニング(ガチッと言う音のする道具を使って行う動物のトレーニング方法)で、爆発物や結核を発見したときに、ご褒美としておいしい食べ物が与えられる訓練をしています。ネズミはとても軽いので実際に地雷を爆発させることはありませんし、厳しい動物福祉ガイドラインの下で保護されているため、虐待を受けることもありません。

APOPOは、アンゴラ、カンボジア、モザンビークで人道的な地雷対策プログラムを実施しており、ジンバブエでの実施を準備中です。タンザニア、モザンビーク、エチオピアでは結核の検出も行っています。APOPOのトレーニングと研究センターはタンザニアにあります。

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